『天然ココヤシ油を使ったオーガニックな洗剤』+『元気のでる塩』
身体障害者授産施設「山梨クリナース」でつくられる
『元気のでる塩を使ったキッチン洗剤』
『元気のでる塩を使った洗濯洗剤』
『元気のでるボディシャンプー』

株式会社スピカコーポレーション
本社は長野県長野市。昭和63年より、オーガニック洗剤事業に参入。ココナッツを原料として使い、天然ヤシ油の脂肪化合物の有機化合物から洗剤の性格生み出し、助剤として使う炭酸塩も食品添加物用の材料を使用した、天然成分中心の脂肪酸系洗剤をブランド名『スピカココ』で製造、販売。キッチン用、洗たく粉末、洗たく用液体、ボディシャンプーがある。

 長野市に本社があるオーガニック洗剤の『スピカココ』は、山梨県甲府市に製造工場があり、その地緑によって、市内の身体障害者授産施設「山梨クリナース」に製品の加工を委託しています。
 山梨クリナースは昭和50年、山梨市に山梨本場が設立され、平成8年3月に甲府市に酒折分場が設立されました。24年前に設立されて依頼、山中湖、河口湖、石和温泉など、周辺に観光地、温泉地が広がる同施設は、ホテル、旅館など宿泊施設のクリーニング作業を専門に手がけ、全国でも指折りの実績を上げてきました。「現在、全国に1787ケ所の授産施設があり、年間325億円を売り上げています。縫製、印刷、農耕農芸畜産、情報処理、木工、陶工芸、食品、電気、機械と、授産施設ではさまざまな作業をやっていますが、クリーニングの売上は全体で約32億円、一施設平均では5000万円、作業科目では印刷、情報処理に継いで3 位の売上実績をあげています」と、施設長の山田清岡さん。
 この実績をベースに酒折分場では『スピカココ』の液体洗剤の詰め替えパックの加工作業を平成8年の開所以来、一手に手かけています。
「全国で洗剤を全面的に加工製造しているのは、ここの施設だけです。これからの時代、自然環境をいかに守っていくかがひとりひとりの生活で問われています。山梨は川を汚さないよう水質検査のチャックも厳しいところです。そのなかで、自然にやさしくて環境にもやさしいオーガニックライフの仕事ができることは、非常にうれしいことです。訓練生にとっても、機械のラインで仕事ができますから非常にやりやすく、障害者に合った仕事だと思います」

 障害者にとって、施設という箱物ができても、障害者にできる仕事が少ない事が全国的な悩みとなっています。そのため、山田さんは開所以来、仕事を求めて不断の努力を続けてきました。
「開所の際は、全国のいろんな授産施設を見学しました。その時、衣食の分野に目をつけたんです。人間、毎日必要なものですから。それで、ここは観光立地ですからクリーニングは非常に安定した仕事だと。ひとりが1泊すれば、ふとんカバー、敷布、枕カバー、ゆかたと、必ず4点は洗濯物が出てくるわけです。しかも、障害者は千差万別。10人いれば10人の障害者があるわけです。心臓が悪いとか、耳が聞こえないとか、あらゆる障害があるわけです。その点、クリーニングには洗う、伸ばす、たたく、アイロンをかけると、全部で20くらいの工程があり、どんな障害を持った人にも必ず仕事があるんです」
 山梨本場での、経験により、酒折分場での洗剤の製造加工も順調に進めることができました。

「ポジションをうまく考えてあげれば、重度卯の障害で手足が動かない訓練生にも仕事ができるんです。たとえば、洗剤の製造加工のプロセスでボトルに異物が入ってないか、ラベルが剥がれていないか、分量は規定どおりかといった検査作業は目が使えればできる仕事です。健常者だって、そうやってボトルチェックするばずです。要は障害者と仕事をどうコーディネートしてあげるか、そこが腕の見せどころです。」
 酒折分場は訓練生は19名。通所施設なので、毎朝バスや電車で自宅から通ってきます。
「スポーツ新聞を片手に粋な“出勤風景”の訓練生もいますよ。世の中、厳しいけどクリナースは楽しい仕事ができるよ、常々、そう思って彼等に接していますから、この仕事を得て楽しげな姿を見るのは、本当にうれしいです。私たち施設の職員は公費で給料をいただいていますが、彼等はこの仕事で委託料をいただいているわけですから、この洗剤が世の中に出回る程に彼等の収益も上がるんです。この洗剤があったらこそ、この子たちはここで働ける。この洗剤が世に出たことの意味は大きいです。」
 スピカコーポレーションの社長、馬場宏一さんは、市内に粉末洗剤の製造工場もある関係で、必ず毎月、長野からやってきて施設を訪れます。 「最初から非常に作業がスムーズでした。もう3年間、やっていただいていますから信頼しています」(馬場さん)だから、「千にひとつの間違いもあっててはならない」と作業現場での目配りはむろん、職員による品質管理も徹底しています。
「ここで扱っているは直接、消費者の手元にいくもです。ですから、非常に神経を使っています。世の中は障害者が作ったものだから、高齢者が作ったものだからと堪忍してくれません。私は唯一、訓練生にこのことは常に言い聞かせてるんですよ。だから、ラインがストップしたとすれば、それは機械のせいなのか、人的ミスなのか、必ず原因をはっきりさせて解決しています」

 山田さんは、「障害者であろうが健常者であろうが、人間は生産活動に参加すべき」というのが持論。
「福祉のばらまきではダメなんです。ある大学の先生が、障害で手が尻に5センチ届かないとしたら、その5センチを手助けするのが福祉と」
『元気のでる塩を使ったキッチン洗剤』『元気のでる塩を使った洗たく洗剤』『元気のでるボディシャンプー』も、むろん山梨クリナースで製造加工されたものです。『元気のでる塩』のパワーに、訓練生たちの消費者への思いがこもり、心にも体にも優しい洗剤です。